できる人は『優先順位を決める』

マルチタスクは危険

たくさんの仕事を抱えてしまい、思わず複数のことを同時進行してしまう人がいます。

そのような人は、結果として中途半端になり、不安が増大していくという「負のスパイラル」に陥りやすくなるものです。

これまで多くの研究機関が「マルチタスク」についての研究をおこなってきました。

重度のマルチタスク作業者はパフォーマンスが低下するといわれています。

多すぎる選択肢は、集中力とエネルギーを奪い、人を疲れさせます。

エネルギーは作業に向けるべきで、頑張ることに向けるべきではありません。

タスクを整理すれば優先順位がみえる

できる人は、タスクに優先順位を付ける習慣が身に付いています。

慣れないうちは、タスクを書き出して、4つに分類してみてはどうでしょうか。

1、緊急で重要なこと
2、緊急ではあるが重要ではないこと
3、緊急ではないが重要なこと
4、緊急でもなく重要でもないこと

こよのうに分類して、1から順にこなしていくと効率的に取り組むことができます。

同じ分類の中でも、すぐに片付けられるものからこなせば、リズムがつきます。

また、急な仕事が舞い込んできたとしても、その仕事がどこに分類されるか考えれば、自然と優先順位が見えてくるはずです。

「重要ではないこと」に関しては、誰かの手を借りることで省略することもできます。
そうすれば、重要度の高いものへ多く時間を割くこともできます。

エネルギーは大切なことに注ぐ

この順位付けで重要なのが、3番です。
緊急度が高くないので、先伸ばしにしてしまいがちです。

できない人は、緊急なことばかりに気を取られて本当に大切なことを見落とすことがあります。

緊急度が高いということは、時間の制約というプレッシャーが生まれます。
プレッシャーを乗り越えたときに、油断が発生するからです。

これが、緊急でないことを先伸ばしにする原因になります。

エネルギーを全てのことに均等に割り当てるのは疲れることです。

大げさにいえば、重要度の低いことへ全力を注ぐ必要が無く、サクッと終わらせればいいのです。

その分、重要なことに多くのエネルギーを集中させることで作業効率とクオリティーが上がります。

《まとめ》

「できる人ほど同時進行できる」というのは間違いです。

できる人ほど、優先順位をもって事を進めるので、結果として多くの事ができるのです。

やれない状況を整理しないまま、気合いと根性で乗り越えようとすると、脳がパンクしてしまいます。

優先順位を明確にすることが物事を円滑に進めるコツです。
まずは一息ついて、何からやるべきか考えてみましょう。


以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。