できる人は『数字を利用する』
数値化すれば具体的になる
物事は数値化することで具体性を持たせることができます。
マラソンをテレビで見ているとき、ただ見ていてはランナーが早いか遅いかを判断するのは難しいです。
しかし、1キロ毎のタイムを見ればペースが落ちているのか上がっているのかが分かります。
また、1位と2位の差が分かりずらい場合でも、ある地点を通過したタイムを見れば差が広がっているか縮まっているか一目瞭然になります。
このように、何かを人に伝える時には数字で説明すれば、言葉を重ねるより簡単に説明することができるのです。
数値化して自分をコントロールする
数値化することは目標を立てるときにも役立ちます。
できる人は、目標に数字を取り入れることで行動をコントロールするものです。
例えば、夏休みの宿題を漠然とやるよりも「何日までに終わらせる」と決めれば、ペース配分が明確になります。
何日までに終わらせるためには、今週はここまで終わらせよう。
今週ここまで終わらせるには、今日はここまで終わらせよう。
と、目標を細分化できるのです。
細分化すれば、遅れているのか順調なのかが分かりやすくなります。
遅れているから、動画を見るのをやめよう。今日は風呂あがりにも宿題をやろう。と自分を動かすことができます。
このように時間を感覚的に使うのではなく、目標が基準を与えてくれるので行動に具体性を持たせることができます。
最適な数字で物事をはかる
目標を数値化することは大切なことですが、その数字は的確なものでなくては逆効果になります。
人はそれぞれ能力が違います。
他者ができたノルマであっても、自分にできるとは限りません。
高すぎる目標はやる気を継続的できなくなる原因になります。
かといって、曖昧な目標は心理的なプレッシャーを生まず、先伸ばしの原因になります。
目標を数値化して細分化した数字が、自分にとって最適かどうかを考える必要があります。
その結果が少し高いハードルになったとしても、それが自分にとって必要だと分かればゴールまでモチベーションを保てるものです。
《まとめ》
人の心は数値化できないといいます。
でも、数値化を利用することで心の原動力になるのです。
途中が見えない大きな目標や夢であっても、数値化すれば道筋が見えてきたりもします。
絶対無理なことだと分かれば、だらだらと続けることをやめるきっかけになります。
数字で物事を捉える習慣をつければ判断力が高まり、的確な行動をとれるようになります。
何事も感覚ではなく、数値という圧力を利用して行動をコントロールしましょう。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。