できる人は『目的を明確にする』
「目標」と「目的」は別物
目標は達成したら終わりです。
ダイエットをしていて、「5キロ痩せる」という目標は5キロ痩せたら完了となってしまいます。
苦労して痩せたとしても「目標」しか無かったら、元にもどってしまうかもしれません。
無駄な努力になるのです。
そこで、「目的」を明確にしておけば痩せた現状を維持できて、さらに大きな行動の軸を得ることもできます。
何のために痩せるか、という考えが重要なのです。
「痩せたから登山に挑戦しよう」と目的を持つことができたら、5キロ痩せたとしてもそれを維持しつつ体力をつける必要が出てくるのです。
つまり、目的とは「たどり着きたい場所」で、目標とは「目指すべき通過点」であるということです。
目的を持つことはモチベーションを上げること
例えば、本屋に行こうとしています。
本屋はコンビニを左に曲がった先にあります。
本屋は「目的地」で、コンビニが「目標」になります。
このように考えると、目的は目標にもなりえることが分かります。
しかし、目標は目的にはなりえないのです。
よくある悩みの1つに、モチベーションが上がらないというものがあります。
これは、本来目標にすべきことを目的にしている場合があります。
「ダイエットをしたいがヤル気が起こらない」というのは、ダイエットを目的にしてしまっているからです。
「ダイエットをして好きな異性に振り向かれたい」と考えれば、ダイエットが目標になりヤル気も湧いてきます。
目標と目的を明確に持つことはとても重要なのです。
未来を想像することは大切
未来像をできるだけ鮮明にイメージしながら目的を設定することで、目標が具体的になるものです。
未来がイメージできないと、目標を立てても自然消滅したりもします。
子供の頃から「勉強をしなさい」と言われて、ただただ勉強をしていても、大人になった時に何をしたいか分からなくては意味の無いものになります。
むしろ、何のために頑張ったか分からなくなると、無駄なことをしていたと感じて、無気力になりかねません。
「するべき事」を考えることはたくさんあっても、「どうなりたいか」を考える機会は少ないのではないでしょうか。
できる人は、自分の未来像を持っているものです。
未来像があれば目標が明確になり、やるべき事がはっきりするからです。
《まとめ》
目標と目的を区別することは、「全力をだす時」と「余力を残す時」を区別することにも繋がります。
何事にも全力で取り組んでいては、ここぞという時に瞬発力が発揮できないこともあります。
人は本来、苦労はしたくないものです。
だからこそ、目標を立てて自分をコントロールしようとします。
明るい未来を想像して、そこへ続くと感じれば行動に主体性を持つことができます。
目先の事にとらわれず生きていきたいものです。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。